クロス ボトルインク 8945S-4 レッド 62.5ml 正規輸入品

いい色。YouTubeのブルーブラック色見本動画から選んだけど動画通りですごくいい。透ける夜空みたいで気に入っています。一生作っててほしいです。

アメリカの企業の製品ですが、生産は中国。インクの評価は難しい。ドイツのペリカンのインクは、紫外線に弱く、文字が消えましたね。このインクも、紫外線で消えない保証はありません。つまり、ボールペン🖊️が正規の法的な保証になり、万年筆は、遊びだと分かった人の趣味に過ぎないのです。このインクは、ボトルの開閉に、馬鹿力が求められます。

クロスのインクは汎用性が高いようで、国内外の万年筆で使ってみてもスルスルと滑らかに書けるインクです。筆記する紙質にもよるが純な黒さとは違い、少し青紫がかかったような優しい色味。どちらかと言えば、パーカーのQuinkブラックにも近い感じでしょうか。水性顔料なのでメンテナンス性にも優れて汚れ落ちも良さげ。62.5mlの大容量でコストパフォーマンスも良いです。端正な形のボトルはどこに置いても親和性の高いデザインに感じますが、キャップに関しては角が鋭い立方体。正直、手のひらに刺さります(笑)デザイン思想でキャップがボトルにキチンと締まっているかが一目で分かり易い意図が込められているのかも。最新の製造ロットは改良されたのか、新品開封時は苦労することもなくすんなりと開けることが出来ました。変なところに個性が際立つところもユニークですが、愛着を持って長く付き合えそうなブラックインクと感じます。

とてもきれいなインクで書いても気持ちいいし瓶を眺めるだけでも気分がいいです。ただし、フタがかなり固い！初めて開けたときなどフタが固着していたのか手では到底開けられなかったのでベルトレンチを使ったところフタが壊れてしまった(フタの四角い部分が外れて内側の円筒だけになった)接着剤で接着して直したがうまくやらないと向きが変になってしまう

届いた時に開けようとしましたが、インクボトルの蓋はびくともしませんでした。仕方がないので深めの器に熱湯を溜めて、インクボトルを蓋の上まで1分ほど沈めたところ、簡単に開きました。センチュリー#3776の太字に入れて使用しています。スルスルとペンが動いて書き心地がいいです。

万年筆と紙の相性があって、CDノートでは滲んでしまう。経験が少ないので断定できないが、紙を選んだ方がいいと思う。

とにかく薄い。ペリカン社ＯＥＭの頃(今も同じか？)から変わっていない。時間が経つとさらに薄くなる。代替インクを探している。ペリカンのロイヤルブルーあたりが候補になるだろうが、まだ試していない。そもそもクロス社製万年筆のインクフローに問題があるのかもしれない。本体ともども勧めない。貰い物を仕方なく使っているだけだから、やめてもいいのだが。

インクの色が、ハッキリした黒でよかったです。違う色も試してみたいです。